塗料とコーキング

コーキング材には、弾力性・伸縮性を維持する為可塑剤が使用されており、
年数が経つとその成分がにじみ出て
ベトつきが生じ、
ゴミ・埃等が付着し外壁のコーキング部が
変色,結果そこだけ見苦しい状態になる。
そこで 8種類の
コーキング材を使って塗膜にどんな変化が起きるのか?
という長期間の観察実験をしてみました。

 (可塑剤は壁紙にも含まれてる場合がありますので
塗り替える際は確認し専用の塗料を使用しましょう。)

外壁部に取付完了

塗料いろいろ実験





































































































@ノンブリード型一液ウレタン
A一液ウレタン
(主にALC面に使用)
B2液変成シリコン
(主にサイディング面に使用)
Cノンブリード型2液ウレタン
(主にALC面の取合部)
Dシリコングレー(塗装上塗り●●)
(シリコン用密着プライマーを処理してどうか)
Eアクリル
Fノンブリード型一液変成シリコン
Gシリコンクリヤー(塗装上塗り●●)
(シリコン用密着プライマーを処理してどうか)

 

上半分
可塑剤移行防止プライマーを
使用せず塗膜の受ける影響を見る
下半分
可塑剤移行防止プライマーを使用
ただしシリコンD.Gについては、
シリコン用密着プライマーを処理する。
 また、塗膜に厚みが増す事により
塗膜への影響が遅れる事を
確認する為、下図画像の様に
模様付け処理をしておく事にした。









































左画像
サンプルの素地部分を少し残して
弱溶剤2液型ウレタン塗料を2回塗布
(シーラー処理は省く)
種  類
実施前のコーキングへの塗装のイメージ
塗装 適
感  想
変成シリコン 可塑剤の移行により汚染するものもある ○無塗装でも OK
ウレタン  可塑剤の移行による汚染はすくない ○塗装したい
アクリル肉やせが大きい ○塗装したい
シリコン塗料がはじき密着しない
仮に付いても乗っているだけ
 ●※ 無塗装
ポリサルファイド可塑剤の移行により汚染する △無塗装が無難

塗料とコーキング材(シーリング材)


※  塗装箇所面にすでに施工されている場合、出来るだけ除去した後、シリコン用密着プライマーにて処理後塗装したい

サンプル1

サンプル2


各種コーキング材に下処理をして
上塗り材を低汚染形高耐候性水性塗料にて施工
(7と10のシリコンには、シリコン用プライマーを処理)

    

 

 

 









素地のまま

処理無しで塗装

可塑防止プライマー処理

水性エポシーラー処理

水性エボシーラー処理

         

可塑防止プライマー処理後


※ 溶剤系の為かシリコンコーキングにも塗料のはじきがなかった

※ 上塗りが水性塗料の為、シリコンコーキングに塗料のはじきが出たが、シリコン用プライマーを処理した所は以上なし

@変成シリコン ノーマル(グレー)A変成シリコン ノーマル(白) A
B変成シリコン ノーマル(白)  B Cウレタン ノンブリード(白) 
Dウレタン ノーマル(白)Eウレタン1液 ノーマル(白)
Fシリコン(グレー) (塗装上塗り●●)Gウレタン一液 ノンブリード 
H変成シリコン一液 ノーマル(白)Iシリコンクリヤー(塗装上塗り●●)
Jポリサルファイド


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※ シリコンに上塗りは、●●としたが、、シリコン用プライマーを処理場合は、別である。(結果報告にて)